内視鏡室
1.内視鏡室案内
内視鏡室の紹介

内視鏡室では、消化管(食道、胃、十二指腸、大腸)の内視鏡検査を行っています。
症状や病態に応じて内視鏡検査を行っています。
早期胃癌・早期大腸癌に対する内視鏡的治療にも取り組んでいます。
施設認定
当院は、日本消化器内視鏡学会指導施設の認定を受けています。

内視鏡室概要(内視鏡装置・設備)
内視鏡室数 | 4室 |
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内視鏡装置 | オリンパス社製 CV-290SL、CLV-290SL :4台 |
内視鏡洗浄装置 | オリンパス社製 OER3:2台、 OER4:2台 |
内視鏡スコープ数 | オリンパス社製 総数21本拡大内視鏡ありNBI使用可 |
内視鏡関連機器 | ・OFP(ウォータージェット用送水ポンプ)・UCR(炭酸ガス送気装置) |

■内視鏡室
内視鏡検査時間
午前 | 胃内視鏡検査
大腸内視鏡検査 |
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午後 | 胃内視鏡検査 大腸内視鏡検査 内視鏡的ポリープ切除術 EMR(内視鏡的粘膜切除術) ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術) その他処置 |
内視鏡検査・治療実績
チクバ外科 内視鏡室の特色
当院では、苦痛の少ない内視鏡検査の手法をとりいれて、患者さんに喜んでいただいています。
胃の検査は、のどに麻酔をする方法と、痛みや不安感を抑える鎮静剤を使用する方法があります。
大腸の検査では、鎮静剤を使用しない方法と、鎮静剤を使用する方法があります。
鎮静剤を使って、楽に検査を受けていただくことができますが、鎮静剤の効果は、半日位は残りますので、以下の点にご協力ください。
1.付き添いが必要 2.乗り物の運転は厳禁

■リカバリー室
上部(胃・食道・十二指腸)内視鏡検査の紹介
胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃がん、食道がんなど、胃・十二指腸・食道に関係する病気を診断することができます。
胃潰瘍、十二指腸潰瘍では、ピロリ菌の感染を調べることができます。

当院の特徴
内視鏡を口から挿入する検査方法です。
鎮静剤を使用して検査を行っています。
鎮静剤を使用せず、のどに麻酔をして行う方法もあります。
外来で上部(胃・食道・十二指腸)内視鏡検査を行っています。
午前と午後どちらでも検査を受けることができます。
検査時間は、5~10分程度です。
検査後、リカバリー室で1~2時間休んでもらい(鎮静剤を使用した場合)、その後、説明を受けて帰ってもらいます。
大腸内視鏡検査の紹介
大腸ポリープ、大腸がん、潰瘍性大腸炎、クローン病などの、大腸に関係する病気を診断することができます。

当院の特徴
鎮静剤を使用して検査を行っています。
(鎮静剤を使用せずに検査を行うこともできます)
外来で大腸内視鏡検査を行っています。
午前と午後どちらでも検査を受けることができます。
検査時間は、10~20分程度です。(個人差によります)
検査後、リカバリー室で1~2時間休んでもらい(鎮静剤を使用した場合)、その後、説明を受けて帰ってもらいます。
内視鏡的ポリープ切除について
内視鏡的ポリープ切除とは、検査によって発見されたポリープを、内視鏡下にて高周波スネアというワイヤーを投げ縄のように、隆起物(ポリープ)の根元にかけ、電気で焼き切る治療法です。
痛みはありませんがポリープを取ったところには、傷(潰瘍)ができます。
まれですが、その傷から出血することがありますので、治療後は若干の注意が必要となります。
ポリープ切除部の傷が治るのには、約2~4週間かかります。
切除したポリープの数・大きさ・切除後の状態により多少変わりますが、治療後から1週間は注意が必要です。
切除したポリープは、回収して組織検査することで、良性・悪性の判断や、悪性度の判断が可能です。


EMR(内視鏡的粘膜切除術)について
EMR(内視鏡的粘膜切除術)とは、 内視鏡を使用して、粘膜の下に、生理食塩水などの液体を注入して、平坦なポリープなどを隆起させて、スネアワイヤーで電気を流して切除する方法です。


ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)について
ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)とは、内視鏡を使用して、早期がん等の病変を、電気メス等で広く切除する方法です。



2.内視鏡検査を希望される患者さんへ
検査の流れ
まず、外来受診を行い、検査の予約をして下さい。
外来診察にて症状や病態をうかがい、検査を計画し予約をしていただきます。
緊急時は即日対応しています。
紹介状をお持ちの方はお出し下さい。
大腸内視鏡検査の場合、検査前日と当日に自宅で下剤を飲んでもらいます。
内視鏡検査の流れ(外来)
着替え(大腸内視鏡検査では、検査用トランクスに着替えてもらいます)
↓
胃内視鏡検査(5~10分)・大腸内視鏡検査(10~20分)
↓
リカバリー室で休息(1時間~2時間)
↓
検査結果説明
検査着(検査用トランクス)
大腸内視鏡検査では、検査用トランクスに着替えてもらいます。

検査費用・入院費用について
入院費用について(3割負担の場合)(部屋代別)
大腸内視鏡検査 (1泊2日) |
約2万~3万円 |
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胃内視鏡検査 (1泊2日) |
約2万~3万円 |
内視鏡的ポリープ切除 内視鏡的粘膜切除術 (EMR) (1泊2日、2泊3日) |
約4万~6万円 処置内容と宿泊日数により値段は変わります |
入院について
治療(ポリープ切除等)は原則、入院で行います。入院当日の午後から行います。
治療後は、約2~3日間入院治療が、必要です。
入院期間は、病変の大きさ等により異なります。
検査説明の際、医師から説明させて頂きます。
ポリープ切除後に出血する危険性があるため入院が延びる事があります。
1週間程度はできるだけ予定は入れず余裕をもってお越し下さい。
治療後の説明について
ご本人様へのポリープ切除についての説明は、翌朝内視鏡室(休日は外来)にて医師より説明させて頂きます。
切除したポリープの組織の結果は、約10日後に来院してお聞き下さい。