ヘモだちノート Vol.1
- 「ヘモだちノート Vol.1 患者さまからお手紙のご紹介」
私は、平成16年1月21日に内痔核の手術の為、チクバに入院しました。まず、手術を受けるまでのお話から。約5年程前、排便の際初めて出血したのですが、その後はめったに出血しなくなり、何の痛みも感じなかったので放っておいたのですが…。2年ぐらい前から、排便が終わると手で押し戻さないと小さないぼのようなものが入らなくなってしまいました。そして、昨年末、忘れかけていた出血が再び起こり始めました。今度は、たびたび出血するので何だかとても気になり、もしかして悪い病気になっているのでは…?と、年が明けやっと病院に行く事にしました。先生には案の定「内痔核です」とハッキリ言われました。覚悟は出来ていたのですが「いずれは手術する方向で考えられては…。今すぐでなくても良いですが、気持ちが決まったらいつでもいらして下さい」(先生は笑顔でおっしゃいました)。私は、「手術」という言葉に頭は真っ白でパニック状態でした。薬さえもらえたら治ると思って来たのに…。チクバから帰宅する車の中で、「手術をしなければ治らない痔ならば手術するしかない!」と一大決心しました。翌日には、手術の申込みの為、二度目のチクバを訪れました。私は、平成 15年の6月に結婚したのですが、まさかこんな日が来るなんて?!主人に話すと、もちろん手術には賛成してくれたので、悩む間もなく1週間後手術を受けました。
手術の間は麻酔が効いているので全く痛みは感じることなく、あっという間に終了しました。そして、約7時間後夕食をとり、寝ようと思い始めた頃から、どんどんと痛みが増してきました。それからは痛くて眠れない…(涙)。麻酔の切れる前に、看護婦さんが座薬を入れて下さったのに…やがて痛みがピークに。気分が悪くなり、横になっているのも辛くなり詰所の前に座っていると、「ベットに横になった方が楽よ一」と深夜に優しく看護婦さんに諭され、病室に戻りました。するとわざわざ血圧を測りに来て下さり正常値だったので、安心していつの間にか眠ってました。翌日、便がなかなか出ず、もともと便秘症ではなかったので焦って看護婦さんに便の出ない悩みを聞いてもらいましたが、いつも「大丈夫ですよ」と優しく励ましてくださいました。手術後3日目に便は出たのですが、軽い出血が二日も続き心配したのですが、またもや看護婦さんに相談すると「大丈夫ですよ」と励まされ、その後は出血しなくなりました。本当にいつも看護婦さんにはお世話になりました。そして、毎朝毎晩、瀧上先生が病室にやってきてお声を掛けて下さり、とても安心しました。
だんだんと痛みも我慢できるぐらいになってきてからは、美味しい三度の食事と入浴タイムが楽しみになり、特にお風呂でともだちの輪が随分と広がりました。そして、入院10日目に退院しました。まだ多少の痛みはありますが、座薬を入れなくても排便できるようになって退院させてもらったので、これからは日にちが薬と思い、体の冷えに注意し便秘をしないように生活しようと思います。先生方や、看護婦さんたちのお陰で私の入院生活は大変快適でした。これから手術・入院される方も、痛みに負けずチクバを信じて頑張って下さい。
追伸 先生・看護婦さん本当にお世話になりました。皆様のお陰で無事退院できました。ありがとうございました。